蝋燭立ての修理
いつもありがとうございます。
お蝋燭立ての修理のご相談をいただきました。
3本ある脚のうち1本が外れてしまい、しばらく針金で固定して使われていました。
また上部は何度も取り外しするうちに歪んできました。
脚は接着し上部は再加工を施し難なくビシッと使えるようにお直しできました。
全体着色も可能ですが今回は香炉や花瓶といった他のセット品との調和を考え、部分的に着色し違和感がないようにしておきました。
お西向けの具足は黒っぽい色(宣徳色)をしております。これは生地の金属肌に漆を焼き付けて着色します。
お東向けの金色の具足は金属の地肌そのままの色ですので汚れたら研磨するときれいにピカピカになりますが、ごくたまに同じように色つきの具足を磨いてしまわれるケースに遭遇します。
そうすると表面の塗装が削られ銅色のような地肌が見えてしまいます。
このような場合は全体的に新たに色を付けなおすことで元通りによみがえりますのでご安心ください。
大きな御法要の時に五具足一式を色付けなおしされることもございます。
またお東の場合でも私共でプロの技でピッカピカにすることも可能です。
ご法要に向けてお考えの方は何でもお気軽にご相談ください!
【修理前】
【修理後】